あるときは、すべてをかけて全身全霊で取り組む必要がある。仕事でも勉強でも。
先のことなど何も期待しない。何もいらない。すべて犠牲にできる。死んでもいい。ただ目の前のことに結果を出す。文字通りすべてをかけて。
そのとき、人間は、例えば睡魔さえ感じない。例えば3日間、休みなく集中しっぱなしにも耐えられる。数ヶ月笑えなくても耐えられる。歯を食いしばれば苦痛さえ感じない。
そういう気持ちでしか突破できない壁がある。その気持ちになって突破できない壁はない。
死ぬ気でやっている奴に勝てる奴はいない。どんなに実力があるものでも、命をかけているものに対して勝てることはない。相打ちはありえても。
死ぬ気、それは本気。必要なのはこれだけだ。どうしても欲しいと思えるかどうかだ。
その時期を経て、人は悟りの境地に入る。
結果にこだわるエネルギーさえ無駄である。心をアツクするエネルギーさえ無駄である。感情がブレる原因はすべて排除すべし。
自分にできることは、ただ一つ。淡々と自分の本気を出すのみ。淡々とフルスロットルで自分のベストで突っ込むのみ。それしかない。